2016年9月7日
社内を全面リフォームしました。
弊社は1968年(昭和43年)11月に葛飾区白鳥1丁目にて法人設立、
1978年(昭和53年5月)に現在地に移転しました。
当時の工作機械はフライス、旋盤など軽量の汎用機が主流で、移転時も床の補強などは
行う必要もなかったのですが、その後工作機械のNC化に伴い設備が重量化して行き、
特に高速機の時代に入ると、導入の都度設置部分の床補強は必要不可欠となりました。
しかし、未工事部と設置部の床との段差が出来るなどの現象を解決する為、
今回思い切って床の全面補強工事に踏み切りました。
コンクリートを乾かすのに長期休暇を利用して工事を実施しなければならず、
本年4月より8月まで5ヶ月の工事期間となりました。
操業と並行して工事を進行させる為、対象機械の移動やスペース確保の為に運送業者の
倉庫に預かって頂くなど、各工事業者の方々には大変お世話になりました。
機械を再設置する際に運送業者の方が、以前よりスムーズに設置出来るようになった
との事でした。
床補強工事と共に、1階工場トイレ、2階設計室、食堂も全面リフォームしました。
世間の製造業のイメージは「3K」などと言われる事もしばしばですが、そのイメージを
払拭するためにも、それぞれの部分はとても明るく、清潔で工場のイメージを一新する
ような仕様にしました。
創業社長亡き後(1997年7月没)より約20年を掛けて現在の生産システムを構築する事が最優先事項だった為に
後回しになっていたリフォームでしたが、その間金型メーカーにとっても非常に厳しい経営環境の中で、
会社の方針を信じて頑張ってくれた社員にようやく快適ワーク環境を提供する事が出来ました。
また、工事期間中は機械のやりくりの都合上お客様には多大なご迷惑をお掛けしました事を、改めてお詫び申し
上げますと共に機会がございましたら、一度是非見学にお越し下さますようお待ち申し上げております。
株式会社 由良製作所
代表取締役社長 池森 義明
社 員 一 同
※ 第二期工事〜完成まで 2016年8月〜
掲載第3回目は工場内の最終床補強工事の様子です。
奥にV33、手前にワイヤー放電加工機が設置してありました。
コンクリートを流し込みます。
かなりの深さまでコンクリートが入ります。
3週間かけて乾燥させました。
やっと工場が使えるようになりました。
通路もすべてフラットになりました。
倉庫に預かってもらったNCフライスが
4か月ぶりに整備され帰ってきました。
新品同様の外観に掃除してもらい驚きでした。
V33とワイヤー放電加工機が元の位置に戻りました。
工事も終わり狭いながらも
明るい、きれいな工場になりました。