(株)由良製作所 体質改善運動「さくっと21」について

(株)由良製作所 体質改善運動「さくっと21」について

 この度弊社が2002年より取り組んで参りました、全社体質改善運動プロジェクト「さくっと21」の詳細が日経産業新聞(平成21年1月13日掲載)と月刊誌「ビジネスアスキー」(平成21年2月24日発売号)に掲載されました。

 弊社は創業者の故 由良仁(平成9年7月没)の生前の悲願であった「中堅金型メーカーのトップになりたい」と言う遺志を実現するべく、またお取引先様にとって希少性を持った存在感のあるゴム金型メーカーになる事を目標に掲げて、幾多の苦難、諸問題を解決しながら社内一丸となってこのプロジェクトに取り組んで参りました。

由良製作所 全社体質改善運動プロジェクト 「さくっと21」とは
  何をやらせても「さくっとこなす」、21世紀にわたって希少性を持った存在感のある金型メーカになる事。
  そしてその実現に向けて当初実施目標に掲げたのが

  第1目標:何事も数値で評価する体質を作る事

  第2目標:情報の統合化

  第3目標:生産量10%アップ(夜間の稼働率アップ)
          マシニングセンタの稼働時間を30%上げる
          具体的には夜間10時間無人運転(M0Ten エムゼロテン)の実行

  上記目標を実行する事により群を抜いた高品質(高付加価値製品)、生産効率の飛躍的アップによる短納期(従来比3分の1に短縮)を実現致しました。

 このプロジェクト「さくっと21」はコンサルタントの吉田 修氏と2年に亘り実施されました。
毎週土曜日に勉強会を開き各担当者に宿題が出される時等は、
仕事を抱えながら宿題をこなすため金曜日は時々徹夜に近い状態になる事もあり、それ程懸命に取り組みました。

・暗黙知から形式知へ→「習って覚えて使って捨てろ!!」
・工夫する体質の更なる強化等


吉田氏の的確で妥協を挟まない厳しい指導を仰がなければ弊社の現在の姿は恐らくは存在しなかったでしょう。

 昨秋よりの金融危機以来、世界経済は厳しい局面に立たされておりますが、弊社は創業者没後より人口の減少や中国、韓国を始めとする
東南アジア勢の台頭などで急速に進むであろうグローバル化に備えてより早く準備に取り掛かり、強い競争力をもつ金型メーカーに成長する事を急務と捉え、現在に至っております。

 まだ道半ばではございますが、今後も目標に向け努力精進していく覚悟で居ります。
今後とも何卒ご指導ご鞭撻の程宜しく申し上げます。

       株式会社 由良製作所
           代表取締役社長   池森 義明



                          ○改善提案書

○検討課題と決定事項書